東京の商売で成功するためにはさて、今日はちょっと自分の整理も兼ねた日記は書きましょう。 東京に集客の特効薬なし。 この言葉は今年の頭から何度もこのブログに書き続けてきたことですが、私と共に1年半、東京で様々なチャレンジをしてきたクライアントさんとの間でも、最後の最後に出た結論もこれでした。 やはり特効薬はない、ということです。 東京の商売は面白いですね。 実は田舎よりも田舎的です。 やるべきことはただ1つ。 基本を忠実に積み重ねる。 それだけなんですね。 そしてその基本とは、しっかりした価値を持って、お客さんとの間での信用と実績を積み重ねる。 それをひたすらにしつこく展開していく。 それが東京の商売の集客です。 東京と言う華やかな場所にあって意外な気もしますが、でも、華やかさは実は東京の一部でしかない。 後のほとんどは、田舎よりも田舎的な世界が東京の中にはあります。 この秋に地方から東京へ引っ越したある友人が 「都心のど真ん中からほんの2駅外れただけで、凄く静かで古い住宅街があるんだよ。信じられる?」 と言っていました。 信じるも何も、それが東京と言う”ローカル(地域)”の特徴なのです。 そして、基本を忠実に積み重ねるだけ、と言っても 「本当にそれで上手く行くの?」 と思われるかもしれません。 しかし、周りを見渡せばよく分かります。 あなたの周りには何人の人が基本を積み重ねるという地道な作業をやり続けられているでしょう? おそらく、殆どいないはずです。 多くの人が、その地道さに耐えられずにテクニックに走ります。 テクニックに走った人は一時的には上手く行くかもしれませんが、長い目で見ると結局は上手く行きません。 ここが東京の商売の落とし穴です。 そして、落とし穴と言えばもう1つ。 先日の東京チャー研の懇親会で、こんな話が出ました。 「東京は人が多いから、社員を雇うにしても『あれだけ人がいるんだから少しぐらい良い人を雇うことは出来るんじゃないか?』と考えてしまって、結局来もしない優秀な人材を追いかけてしまうんですよ」 また、以前に東京のあるクライアントさんが 「これだけ人が歩いているんです。強引でもその人たちを振り返らすことが出来さえすれば、がっぽり集客出来るんじゃないかと考えてしまうのが、東京の商売をしている人の感覚です。」 とおっしゃっていたことも覚えています。 ここも東京の商売の落とし穴です。 華やかさも、人の多さも、東京と言う場所の”目に見える”特徴です。 しかし、その目に見える領域はほんの一部で、殆どは目に見えない部分に東京の商売のポイントがある。 面白いですね。 地方の商売のポイントは、地方<中央(東京)という関係の中で生まれるコンプレックスから抜けれるかどうか?です。 東京の商売のポイントは、目に見えるものに惑わされないということです。 でも、地方であっても東京であっても、商売の基礎は一緒。 しっかりした価値を持って、お客さんとの間で信用と実績を積み重ねるだけ。 当たり前と言えば、当たり前ですね。 でも、その当たり前のことを、あなたはきちんと出来ていますか? おそらく9割以上の人が出来ていないはずですよ。 だから、本当に商売で成功できる人は少ないのです。 分かりますね。 |